今日は何にもない土曜日。
だから、わが家の何でもない、過ぎゆく日常を綴ります。
今日はいつもと同じ、何もない土曜日。
いつもと同じように起きてコーヒーを淹れ、ぼんやりしながら朝ごはんを作る。
主婦には週末も関係ない。
ちなみにわが家の子ども達にも週末は関係ない。
朝ゲームをするために、5時すぎに起きる。
元気で何より。
夫だけは違う。
週末の朝はゆっくり寝室で過ごす。
普段いそがしいから特に何も言わない。
ゆっくり休んでくれればいいと思う。
だけど不思議なことに、朝ご飯ができるタイミングで寝室から出てくる。
何時であろうと、食卓に朝食が並び終えるピッタリで「おはよ~」と起きる。
これは特殊能力に違いないと踏んでいる。
わが家に七不思議があるとするならば、ひとつにノミネートするだろう。
食事を終えたら私は皿を洗い、洗濯と掃除をする。
このあと買い物も行きたいし、靴も洗いたいし、子供の勉強の丸付けもある。
ゆっくり過ごすためにはテキパキ動かなくては。
そんな私と対照的に、夫は先日届いた子供のタブレットをいじっている。
――― これは長くなるぞ―――
今週、わたしは仕事が忙しすぎて疲れ切っていた。
できれば家事を手伝ってほしい。
言うべきか、自分でちゃっちゃとやってしまおうか。
迷っていたら夫がしゃべった!
「アレクサ、今日の天気は?」
今まで家電を見に行く度に、夫が買いたがっていたアレクサ。
夫が欲しがる度に阻止してきたアレクサ。
そのアレクサが、どうやらタブレットに入っているようだ。
家事の協力お願いを断念することにした。
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夫がアレクサと遊ぶ横で、私は黙々と家事をする。
楽しそうだし、ちょっとイライラするわ。
リビング占領してるから掃除できないし。
「アレクサ、音楽をかけて」
「アレクサ、電話をかけて」
「アレクサ、うたって」
……わたしのsiriより歌がうまくて、くやしい。
夫の元へ興味深々の息子が近寄る。
なんて質問するんだろう。
掃除をしながら聞き耳を立てる。
息子「アレクサ、キッチンペーパー注文して!」
うまいこと言ったね!と思ったけれど、
めちゃくちゃ夫に怒られている。
私も気をつけよう。
あぁ、私もアレクサにお願いしたい。
「アレクサ、洗濯物干して。」
「アレクサ、お昼ご飯作って。」